【泌尿器科】お酒と泌尿器の深い関係-減酒外来のススメ-
こんにちは!副院長の小林です。
当院では減酒治療補助アプリHAUDYを用いた減酒治療外来をやっていますが、お陰様で御好評をいただいております。
お酒を飲むと頻尿になる方は多いと思いますが、本日は泌尿器との関連について解説したいと思います。
尿量が増える
アルコールは体内の水分量を調節する抗利尿ホルモン(バゾプレッシン)の分泌を抑制する働きがあります。
その結果、腎臓で水分の再吸収が抑えられて尿量が増えるため、夜間頻尿、脱水症状が現れます。
前立腺への影響
50歳以上の中高年男性で、特に前立腺肥大症を患っている方は注意が必要です。
飲酒により前立腺が浮腫むと尿閉(尿意があるのに排尿できない)となり、尿道カテーテル留置や導尿等の緊急処置が必要となる可能性があります。
腎臓への負担
長期間の習慣的飲酒(アルコール量にして1日60g以上)は慢性腎臓病のリスクを高めると言われています。
慢性腎臓病病は高血圧や脂質異常症、糖尿病等の併発リスクも高く、逆に言えば血圧やコレステロール値、血糖値は飲酒により乱れやすくなるため気を付けなければなりません。
尿路結石との関係
アルコール自体が直接結石を作るわけではありませんが、利尿作用による脱水やビールに含まれるプリン体、食生活の乱れにより尿路結石ができやすくなります。
尿路結石が嵌頓すると血尿や疼痛だけでなく、上記のような腎不全を併発してしまうことがあります。
気になることがあれば泌尿器科外来または減酒治療外来へ
私、副院長は火曜、水曜、木曜を担当していますが、両方の外来を担当しており治療に当たっています。
排尿の問題でも飲酒の問題でもお困りのことがあればぜひご相談ください。


