鼻水くしゃみだけじゃない!花粉症で頭痛やめまいが起きる理由と対策
今年もついに花粉の季節がやってきました。
くしゃみ・鼻水・目のかゆみだけでなく、
- 頭がズキズキ痛い
- フワフワする
- 立ちくらみのような感覚がある
実はこれ、花粉症と深く関係しています。
花粉症は鼻や目だけでなく、自律神経や血流にも影響を与えることがあります。

花粉症で頭痛が起こる原因
副鼻腔が炎症を起こす
鼻の奥には副鼻腔という空洞があり、花粉によるアレルギーで鼻の粘膜が腫れると、ここに圧がかかり
- 目の奥が痛い
- おでこが重い
- 頬がズーンとする
といった副鼻腔性頭痛が起こりやすくなります。
鼻づまりによる酸素不足
鼻詰まりで口呼吸になると、脳に取り込まれる酸素が効率悪くなり、ぼーっとしたり頭が重くなったりします。
また 口呼吸になり 睡眠の質が低下します。
これにより、
- 朝から頭が重い
- 集中力が落ちる
- 頭痛が続く
といった状態になりやすくなります。
ヒスタミンの影響
花粉症ではヒスタミンという炎症物質が体内で増えます。
ヒスタミンには
- 血管を拡張させる
- 神経を刺激する
働きがあり、頭痛を悪化させる原因にもなります。
花粉症でめまいが起こる原因
耳の奥(内耳)への影響
鼻と耳は耳管でつながっています。
鼻の粘膜が腫れると、耳の気圧を調整する耳管の働きが悪くなり、耳が詰まった感じがします。
また、鼻の炎症が強いと耳の圧調整がうまくいかず、耳の奥の内耳に影響が及び
- フワフワする
- クラクラする
- バランスが悪い
といった平衡感覚の乱れ(めまい)が起こることがあります。
自律神経の乱れ
花粉症の不快症状や睡眠不足は常にストレスフルな状態です。
これにより自律神経が乱れ、立ちくらみや浮遊感を感じやすくなります。
- 立ち上がったときにフラッとする
- 動悸
- 倦怠感
といった自律神経性のめまいを引き起こすこともあります。
今すぐできるセルフケア
✔ 鼻をしっかりケアする
- 鼻うがい
- 蒸しタオルで鼻を温める
- 室内の加湿
鼻の通りを良くすることで、頭痛やめまいが軽減しやすくなります。
✔ 睡眠の質を上げる
- 就寝前のスマホを控える
- 横向きで寝る
- 鼻づまりが強い日は枕を少し高く
✔ 首・肩を温める
血流を良くすることで、
緊張型頭痛や自律神経の乱れ対策になります。
✔ 水分をしっかりとる
脱水気味になると、
頭痛やめまいは悪化しやすくなります。
花粉症は鼻や目の病気だけではありません。
炎症や自律神経への影響で頭痛、めまい、倦怠感を引き起こすこともあります。
ただの花粉症だからと我慢せず、体のサインとしてきちんとケアしていきましょう。
また、最近では眠くならない花粉症の内服薬や、鼻に噴霧する薬、瞼に塗る薬など昔と比べると格段にいい花粉症の薬がありますので、ご相談ください。
執筆者情報
日本とドイツの医師免許を持つ脳神経外科医
市村 真也(いちむら しんや)
- 医療法人慶真会 横浜フロント脳神経外科・泌尿器科理事長/川崎中央クリニック院長
- 開成高校卒・慶應義塾大学医学部卒
- 脳神経外科専門医・医学博士
- 月9ドラマ「ヤンドク!」脳外科医療指導
- テレビ出演多数
【保有資格・所属学会】
- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本脳卒中学会専門医
- 脊椎脊髄外科専門医
- 日本脊髄外科学会認定医
- 日本がん治療認定医
- 日本神経内視鏡学会技術認定医
- 日本医師会認定産業医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- ドイツ医師資格
- ドイツ脳神経外科学会正会員
- ヨーロッパ脳神経外科学会正会員

