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【泌尿器科】春先と排尿トラブル

[2026.02.25]

泌尿器科外来予約

 

こんにちは!副院長の小林です。

春先は排尿に関するトラブルを訴える方が意外と増える時期です。これには気温の激しい変化や花粉、生活環境の変わり目などが関係しており、その理由と対策について解説します。

寒暖差による頻尿

春先は「三寒四温」と言われるように、急に冷え込む日があります。徐々に薄着になってきたタイミングで身体が冷えると血管が収縮し、膀胱が過敏になって尿意を感じやすくなります。また、夏場と異なり汗をかきにくいため、体内の余分な水分が尿として排出されやすくなることも要因となります。

自律神経の乱れ

上記の寒暖差に加え、進学や就職などの環境変化で自律神経が乱れやすくなります。自律神経は膀胱の収縮や尿意の伝達をコントロールしているため、そのバランスが崩れると「それほど溜まっていないのに強い尿意を感じる」といった症状(心因性頻尿、過活動膀胱など)が現れることがあります。

花粉症薬や風邪薬の影響

花粉症の治療に使われている「抗ヒスタミン薬」(特に第1世代抗ヒスタミン薬)は、副作用として尿が出にくくなる(尿閉)や、逆に頻尿を招くことがあります。また市販の風邪薬や鼻炎薬、酔い止め、睡眠薬にも含まれていることがあるので注意が必要です。特に高齢の方は加齢により膀胱機能が落ちていたり、50歳以上の男性では前立腺肥大、女性では過活動膀胱を罹患している割合が高いため影響を受けやすいと言えるでしょう。

対策

・お腹や腰を冷やさない。カイロや湯たんぽ、腹巻などで温めると膀胱の過敏性が和らぎます。

・規則正しい生活と睡眠でストレスを溜めないよう心掛ける。ぬるめのお湯にゆっくり浸かる入浴は、副交感神経を優位にしてリラックス効果が期待できます。

・香辛料などの刺激物やカフェイン、アルコールは控えめにしましょう。

・骨盤底筋体操:当院にはビジリスがあり排尿トラブル改善に効果的です。

・第2世代抗ヒスタミン薬を選ぶ:アレジオンやアレグラ、クラリチンなどは第1世代に比べて副作用が少なく、効果も優れていると言えます。

お困りの際はご相談ください

当院の医師は泌尿器科専門医であり、排尿トラブルのスペシャリストです。患者さん個々により原因は様々であり、適切な治療法を提案できればと思います。

また、花粉症の検査・処方も可能ですのでぜひご相談ください。

 

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執筆者情報

日本泌尿器科学会専門医

小林 良祐(こばやし りょうすけ)

  • 弘前大学医学部卒業
  • 横浜市立大学附属病院
  • 茅ヶ崎市立病院
  • 小田原市立病院
  • 平塚共済病院
  • さがみ林間病院
  • 横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 副院長・泌尿器科部長

【保有資格・所属学会】

日本泌尿器科学会 専門医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 腹腔鏡技術認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
緩和ケア研修会 修了
ボトックス講習・実技セミナー 修了
 

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