【泌尿器科】ED治療の新たな選択肢 ”ビガー”
こんにちは!副院長の小林です。
本日はEDの新たな治療選択肢であるビガー(Vigor)について紹介します。
まずEDとは、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」と定義され、
全国に1000万人以上いると推定されます。またある夫婦間での調査で約30%はEDの経験があると報告され、決して珍しい病気ではありません。
ED治療の第一選択は「バイアグラ」や「シアリス」、「レビトラ」と呼ばれるPDE5阻害薬で、その有効率は60-80%とされます。
ただし、PDE5阻害薬は内服してはいけない人がいますので注意が必要です。
具体的には、心臓病の既往があり硝酸薬(ニトログリセリン等)を内服している方や低血圧または管理不十分な高血圧の方、6か月以内に心筋梗塞や脳卒中にかかった方などです。

そこで!
今回紹介したい治療法が、陰圧式勃起補助具である「ビガー」です。
ED診療ガイドラインにも第二選択として挙げられており、その有効性は93.3%と報告されています。
第一選択であるPDE5阻害薬との併用も可能であり、より有効性は高まると考えます。
また勃起リハビリテーションとしても期待でき、持続的な勃起訓練が血流改善に寄与するとの報告もあります。
近年では前立腺がんの罹患率も上昇してきており、前立腺がんの根治手術後に生じるEDの問題も増えつつあると感じています。
がんの根治性と勃起機能維持の両立は、私の臨床経験上非常に繊細で難しい問題でしたが、
このような患者さんに対しても「ビガー」は新たな扉を開く可能性があるのではないでしょうか。
下記Youtubeでも対談させていただきましたので、ぜひご覧ください。

