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【泌尿器科】ED治療の新たな選択肢 ”ビガー”

[2025.12.18]

こんにちは!副院長の小林です。

本日はEDの新たな治療選択肢であるビガー(Vigor)について紹介します。

まずEDとは、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」と定義され、

全国に1000万人以上いると推定されます。またある夫婦間での調査で約30%はEDの経験があると報告され、決して珍しい病気ではありません。

ED治療の第一選択は「バイアグラ」や「シアリス」、「レビトラ」と呼ばれるPDE5阻害薬で、その有効率は60-80%とされます。

ただし、PDE5阻害薬は内服してはいけない人がいますので注意が必要です。

具体的には、心臓病の既往があり硝酸薬(ニトログリセリン等)を内服している方や低血圧または管理不十分な高血圧の方、6か月以内に心筋梗塞や脳卒中にかかった方などです。

そこで!

今回紹介したい治療法が、陰圧式勃起補助具である「ビガー」です。

ED診療ガイドラインにも第二選択として挙げられており、その有効性は93.3%と報告されています。

第一選択であるPDE5阻害薬との併用も可能であり、より有効性は高まると考えます。

また勃起リハビリテーションとしても期待でき、持続的な勃起訓練が血流改善に寄与するとの報告もあります。

近年では前立腺がんの罹患率も上昇してきており、前立腺がんの根治手術後に生じるEDの問題も増えつつあると感じています。

がんの根治性と勃起機能維持の両立は、私の臨床経験上非常に繊細で難しい問題でしたが、

このような患者さんに対しても「ビガー」は新たな扉を開く可能性があるのではないでしょうか。

下記Youtubeでも対談させていただきましたので、ぜひご覧ください。

 

執筆者情報

日本泌尿器科学会専門医

小林 良祐(こばやし りょうすけ)

  • 弘前大学医学部卒業
  • 横浜市立大学附属病院
  • 茅ヶ崎市立病院
  • 小田原市立病院
  • 平塚共済病院
  • さがみ林間病院
  • 横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 副院長・泌尿器科部長

【保有資格・所属学会】

日本泌尿器科学会 専門医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 腹腔鏡技術認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
緩和ケア研修会 修了
ボトックス講習・実技セミナー 修了
 

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