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頭蓋骨矯正ヘルメット治療初診の注意点

[2024.08.21]

ヘルメット治療は通常の診察と異なりますので、いくつか注意点を上げます。

川崎院も横浜院も同じです。

初診ではレントゲンを撮影します

初診の主な目的は頭の骨の病気(頭蓋骨縫合早期癒合症)がないことを確認することです。ヘルメット治療をこれだけ長くやっていると、頭蓋骨縫合早期癒合症と診断された赤ちゃんがいます。こうした赤ちゃんには手術が必要となるのでヘルメット治療をすることはありません。レントゲンを撮影することなくヘルメット治療を行うことはありません。

レントゲンでは赤ちゃんになるべく放射線の被ばくがないように、放射線量を少なくしたり新しい機械を導入しております。ご安心して検査を受けてください。

 

初診で頭の形を評価することはありません

初診で赤ちゃんの頭の歪みの程度を言ってくださいと言われることがありますが、当院では視診だけで赤ちゃんの頭の形を評価することはしておりません。これは、視診で判断したのと、3D計測での結果が異なる可能性があるからです。

初診の際に視診である程度の頭を心の中では評価していますが(患者さんには絶対に言いません)、3D計測での客観的な評価が異なることが結構あります。

視診では医師の主観が入ってしまいますので、客観的な評価が重要だと考えています。

また、レントゲンは2Dなので頭の形を3Dで評価するものではありませんので、レントゲンで頭の形を評価することもありません。

 

3D計測とヘルメット治療は絶対にしなくてはいけないものではありません

初診後に予約して別日に行う3D計測は保険適応の検査ではありませんので自費になります。初診で頭蓋骨の病気でないことを確認出来たら、3D計測はご希望の患者さんのみに行います。頭の歪みの程度を評価するには3D計測以外の方法は現段階ではありません。

ヘルメット治療も頭蓋骨の病気でなければ絶対にしなくてはならない治療ではありません。歯の矯正と同じようなものですと患者さんには説明しています。

極端なことを言ってしまうと、歯並びが悪くても食事をしたり生活するのには問題がないのと同じように

今までに「ヘルメット治療をしなければならない」とか「ヘルメット治療をしなさい」と患者さんに言ったことはありません。3D計測やヘルメット治療を無理に勧めることは絶対にしません。

3D計測が予約制である理由

初診後に別日に3D計測を予約制で行っていますが、これには理由があります。

3D計測とヘルメット治療には特別な機械と人員が必要なのでヘルメット治療を行う日だけにしか行うことができません。

以前には3D計測の予約に予約料は必要なかったのですが、予約をしても来院されない方が多数いらっしゃいました。せっかく特別な機械と人員を確保しても無断でキャンセルされると物的そして人的資源が全て無駄になってしまいます。

こうした経緯があるので、予約料をいただいてから3D計測を予約して頂いています。

3D計測とヘルメット治療の日は10-20分間隔で患者さんを診察しております。ヘルメット治療の赤ちゃんは治療月数によって検査や処置でその都度変わることもありますので、必ず医師がヘルメット治療の日の診察スケジュールを組んでいます。

こうした理由から、患者さんが後から3D計測をオンラインや電話で予約できないようにしています。またヘルメット治療の通院の予約も電話では変更できてもオンラインでは変更できないようになっております。

重ねて協調しますが、3D計測やヘルメット治療は絶対にやらなくてはいけないものではなく、患者さんのご希望があった際だけに行っています。

3D計測やヘルメット治療は保険適応外の検査と治療であるので、ご両親がよくお考えになったうえでご希望があれば行ってください。

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