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女性の頭痛

[2024.06.27]

脳神経外科外来予約

 

女性と頭痛

片頭痛及び緊張型頭痛の有病率は全年齢層で女性のほうが高く、頭痛による疾病負担は15~49歳の女性で大きいことが分かっています。

女性は思春期、性成熟期、更年期、老年期と4つのライフステージがあります。それぞれの時期で女性ホルモンの分泌の変動があり、心身ともに様々な影響を及ぼします。特にエストロゲン(女性ホルモン)は月経時などのエストロゲンの分泌が急激に減少すると、脳内のセロトニンやCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)のバランスが変化し、神経に炎症がおこったり、脳の血管が拡張することで頭痛が起こると考えられています。

 

 

月経時頭痛

月経によって引き起こされる片頭痛を月経時片頭痛といい、女性片頭痛患者の60%以上が月経時片頭痛を経験するといいます。治療は鎮痛剤を用い、効果がない場合には片頭痛薬であるトリプタンなどの使用が推奨されます。漢方薬も治療選択肢の1つとなります。

特徴

・前兆がないことが多い

・頭痛発作の持続時間が長い

・吐き気などの症状が強く、重症化しやすい

・再発しやすい

・痛み止めが効きにくい。

 

PMS(月経前症候群)と頭痛

PMSの身体症状の1つに頭痛があり、PMS患者の約20%には頭痛がみられます。

片頭痛、緊張型頭痛、あるいは併存している場合もあります。また、PMSはむくみや精神症状を伴う場合も多く、漢方薬が良い適応になります。

 

更年期と頭痛

更年期にはエストロゲンの変動が大きくなり、偏頭痛発作が起こりやすくなります。また、更年期は肩こりやストレスを原因とする緊張型頭痛も悪化しやすい時期です。

更年期障害の治療薬としてホルモン補充療法が使用されますが、ホルモン補充療法により偏頭痛が悪化することがありますので、漢方薬も使用されます。

 

気象病・天気痛

雨や台風などの天気や気圧の変化で起こる気象病は女性に起こることが圧倒的に多いです。女性の6‐8割が気象病・天気痛があるといわれています。気象病・天気痛には漢方薬が効果的なことがあります。

気象病・天気痛の詳細はこちら

 

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