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痛風/高尿酸血症

ひざ痛痛風はその名称の通り「風が吹いただけでも痛い」と例えられるほど、日常的な激痛に悩まされる大変辛い病気です。

特に足の親指の付け根あたりに激しい痛みを感じられる患者さんが多く、また関節の一部が腫れて激しく痛むなどといった症状がみられる場合にはすでに重度の痛風を発症している可能性が高いです。

猛烈な耐え難い痛みを感じる瞬間もありますが、数日経てば嘘のように痛みが引き、症状を全く感じなくなるなどといった経過を繰り返すのが特徴的な病気です。

痛みを引き起こす原因は血液中の尿酸です。この尿酸を適切にコントロールすることができれば症状は改善されやすくなります。

歴史上の偉人も多く患ってきた痛風

痛風の歴史を紐解けば、古くから知られてきた病気のひとつであることがわかります。歴史上の有名な偉人達も大変多くの人がこの痛風に悩まされてきた記録が残されています。

例えばマケドニアのアレクサンダ-大王やルイ14世、レオナルド・ダ・ビンチやミケランジェロ、ダンテ、ゲーテ、ニュートン、ダーウィンなど、例を挙げればきりがないほどです。

原因は血中の過剰な尿酸量

身体がエネルギー代謝を行った末に残された老廃物がこの尿酸です。
本来であれば体内においてこの尿酸量は一定に保たれることとなりますが、
体内における何らかのトラブルによって尿酸量が過剰に作られてしまったり、腎臓による排出量が低下してしまうことで血中にある割合が高まってゆきます。
生成される量が増えるのに排出が減ってしまうことで体内に滞留する量が上昇し、血中の尿酸値として高く現れるようになった頃には内部では血液内に溶けきれなくなってきた尿酸が結晶化をはじめます。それが関節部に溜まることで激しい痛みを生じさせます。
これが痛風が起きるメカニズムです。

ほとんどが遺伝的要素による発症と言われています

遺伝痛風の引き金となる要因のひとつにはプリン体の多いビールや魚卵などといった食品の過剰摂取が挙げられますが、近年の研究によって実は食品が主な原因となって起きるのは約3割程度で、残りのほとんどは遺伝的要素による発症であると言われています。

症状について

痛みや症状を感じ始める段階ではかなり進行した状態と考えられます。

  • 足の親指の付け根が痛む
  • 足の甲や指に腫れや痛みがみられる
  • 足の関節や膝関節に腫れや痛みがみられる
  • 手の関節や肩関節などに強い痛みを感じる

など

といった訴えをされる患者さんが多いです。さらには腎臓結石・尿管結石などを併発される方も少なくないため、重症化を防ぐためには早期の治療開始が何よりも重要となります。

近年では効果的な治療薬がさまざま登場しています

かつては中高年の男性が患う病気として有名だった痛風も、今やすっかり30代の早い段階から注意すべき病気のひとつとして数えられるようになりました。
尿酸値は一度上がりはじめると残念ながらなかなか下げることはできません。

しかし、直近10年間において痛風治療においても副作用が少ない画期的な薬が次々と開発されてきました。健康診断等で尿酸値の高さが指摘されてしまった方、突然の足の痛みに悩まされている方などは決して放置せず、ぜひ早期に診察にお越しください。

痛風治療は長きにわたる根気強い治療が必要となります

手首に包帯を巻く先に述べた通り、尿酸値は一度上がれば下げることは難しいものです。専用の治療薬で一時的な改善は見込めても、薬を辞めると尿酸値はまた上昇の一途を辿ります。
痛風治療においては根気強い治療が重要となります。
通院ペースとしては2週間~月に1回を目安にお越しいただくこととなります。
深刻な合併症を引き起こす危険も高いため、しっかりと医師とタッグを組み、根気強い治療を行っていくことが大切となります。

診断について

健康診査採血を行い、尿酸値や炎症反応の有無を確認します。痛風の有無にかかわらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上であれば高尿酸血症と診断されます。
数値的な異常だけでなく、関節部の腫れや足の痛みの有無もあわせて確認させていただきます。問診においても痛みの程度や痛みが起きるタイミングなどあれば詳しくお話をお伺いさせていただきます。

放置するほどに重症化し腎不全など命に直接関わる最悪な事態へと進行します

痛風は耐え難い痛みが突発的に生じますが、しばらくするとまるでなかったかのように落ち着くのが特徴です。痛みをやり過ごし、長きにわたって放置してしまうこととなれば腎不全など致命的な事態へと進行します。
生活習慣病は長きにわたる日々の積み重ねの中から発症するものです。
見方を変えれば、その毎日の中に改善のチャンスはいくつもあるということです。
治療薬についても一昔前に比べれば格段に優秀な薬が多く登場してきました。

年に一度の健康診断等をうまく活用しながら、尿酸値だけでなく、ご自身の健康状態を定期的に確認できる機会を設けることは非常に大切です。
検査の結果、「要経過観察」となった場合にも早期に医療機関におかかりいただくことで新たな異常の発見に結びつくことができるかもしれません。
健康診断で見つかるレベルはまだ早期の段階です。生活習慣病にまつわる病はどんな病気も早期発見・早期治療が鉄則です。深刻な事態に陥ってしまう前に、ぜひ一度当院までご相談ください。

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