泌尿器科について
泌尿器科は、泌尿器と男性生殖器を診ます。泌尿器とは、尿に関わる臓器である腎臓、尿管、膀胱、前立腺、尿道を指し、男性生殖器は陰茎、陰のう内容(精巣など)です。
また、腎臓の上にある副腎というホルモンを出している臓器も泌尿器科の対象です。
泌尿の排出を行う器官である泌尿器は当然女性にもありますので、泌尿器科は男性患者さんだけを対象としているわけではありません。
もちろん、陰茎や陰嚢、前立腺といった男性にしかない臓器の病気も扱いますが、腎臓、尿管、膀胱、尿道は、男性も女性も共通です。
日常的に人間が行う「排尿行為」は、「赤ちゃんからお年寄りまで全世代に共通した大事な生理現象」です。うまく排尿ができない場合、命に関わることもあります。
なので、老若男女問わず、泌尿器科疾患を患う可能性があります。
泌尿器科の代表的な病気
排尿障害 (過活動膀胱、神経因性膀胱、腹圧性尿失禁など)
尿路・性器の腫瘍 (腎臓・尿管・膀胱や前立腺、精巣、陰茎のがんなど)
尿路結石 (腎結石、尿管結石、膀胱結石など)
尿路・性感染症 (膀胱炎、腎盂腎炎、精巣上体炎など)
尿路の先天性異常 (停留精巣、陰嚢水腫など)
男性生殖器の異常 (勃起障害、男性不妊など)