ED(勃起不全)
EDとは?
ED は「Erectile Dysfunction」の略であり、日本語では「勃起不全」と訳されます。専門的には「性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」と定義されており、男性であれば誰もが起こり得る可能性のある病気です。勃起が起こらないケースに限らず、硬さや維持が不十分であったり中折れや途中で萎えてしまうこともあります。
ED患者数は全国で約1800万人と推定されており、珍しい疾患ではありません。さらに現代の仕事や家庭でのストレスフルな現代社会での生活などが原因でED患者は増加しております。かつては、中年以上の方が大半だったEDですが、若年層にも増えてきております。
EDの分類
EDの種類には大きく分けて4つが存在しています
①心因性ED
精神的・心理的な要因でのED。比較的若い方に多い症状です。
心因性EDでは、日々の生活の中でのストレスやプレッシャーなどにより性的な刺激があってもうまく勃起できないということが起こります。根本的には精神的な要因を解決することが重要ですが、ED治療薬を服用して、自信を少しずつ取り戻していくことが治療への第一歩です。
②器質性ED
身体的な要因でのED。
加齢に伴って血管の弾力性が失われ血管が十分に拡張できなくなったり、糖尿病や高血圧などの生活習慣病によりを血管に対して負担がかかり動脈硬化につながり、血流の問題からEDを起こしてしまうということがあります。飲酒や喫煙がEDを増悪させることもあります。また、男性ホルモンのテストステロンの分泌が加齢とともに低下すると共にEDになることもあります。ED治療薬を服用しつつ、普段の生活習慣を改善したり、生活習慣病をきちんと治療することが非常に非常に重要です。
③混合性ED
心因性EDと器質性EDが両方とも合わさっている場合。高齢に多いです
④薬剤性ED
現在内服している薬剤の副作用によるED。
バイアグラODフィルム(正規品)
心臓などに異常がなければED治療薬による治療を開始します。当院で採用しているバイアグラODフィルムは、バイアグラと同じシルデナフィルを有効成分とするフィルム型のED治療薬です。当院ではファイザー社の正規品を扱っております。
規格はバイアグラと同じで25mgと50mgの2種類です。注目すべき点はフィルム状の剤形で、今までのED治療薬には無い剤形です。OD剤なので水無しで服用が可能であることはもちろんのこと、薄いフィルム状なので財布に入れたりと携帯性にずば抜けて優れていることから好評の製剤です。
ファイザー社のバイアグラODフィルム
当院では年齢や体格に投与量を判断し処方しますが、基本的には65歳未満の方には50mg、65歳以上の方には25mgを処方します。
バイアグラODフィルムの価格は保険適応外で20枚の処方で、1枚あたり
25mg:19,800円(消費税込)
50mg:24,200円(消費税込)
+診察料2200円(税込み)となっております。
バイアグラODフィルムの副作用について
次のような副作用が現れることもあります。
顔のほてり、目の充血、頭痛、鼻づまり、動悸。
タダラフィル(シアリスのジェネリック)
タダラフィルは、最大の特徴は作用時間がバイアグラやレビトラより遥かに長い点です。
20mg投与後最大36時間まで有効性が認められており、金曜日の夜に服用すれば日曜日の昼間まで効果が続くことから、「ウィークエンドピル」とも呼ばれています。
さらに、体内に吸収させてしまえば食事の影響を受けず、ED治療薬の中で最も食事の影響が少ないです。
副作用である顔の火照りも一番少ないこともあり、焦りやプレッシャーのないED治療の新たな選択肢としての地位を確立し、世界市場においてシェア第1位を獲得しています。
タダラフィル10mgは保険適応外で20錠の1箱の処方で24,200円(消費税込)+診察料2200円(税込み)です。