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脳卒中

脳疾患を引き起こす原因は頭部だけの問題ではなく全身の健康状態が密接に関わっています

意外に思われるかもしれませんが、脳に関する病気は頭部だけの問題で発生しているわけではありません。根底には生活習慣病(高血圧・糖尿病・高コレステロール血症)や心臓病などの全身疾患による影響が深く関わっていることがほとんどです。脳卒中の症状がみられる場合には、頭部に詳細な分析を加えることはもちろんのこと、あわせて全身疾患の有無を詳しく調べる必要があります。

生命維持に直接的に関わる重要な機能を担う「脳」

脳は人間において体の動きや感情をコントロールする重要な司令塔です。繊細で複雑な構造をしており、内部には無数の血管や神経が張り巡らされています。また脳のそれぞれの場所によって運動・知能・感情などをつかさどる機能が細かく異なっており、私たちの生命維持活動にも直接的に関わる重要な部位となっています。その脳に重大な損傷を与える可能性があるのが「脳卒中」です。

脳血管の詰まりや破裂によって脳が損傷を受ける「脳卒中」とは

脳内に複雑に張り巡らされた血管は脳の活動に必要となる酸素や栄養分を日夜運んでいます。しかし、何らかの原因によってこの脳血管内で詰まりや破裂が起きると、脳機能に深刻な障害が現れるようになります。血流が遮断された部位は脳細胞が死滅し、その部位が担っていた機能も失われることとなります。損傷を受けた部位は残念ながら二度と回復することはありません。さらに一度脳卒中を起こすと繰り返す可能性が高まり、現代の医学をもってしても基本的に治すことは困難とされています。これが脳卒中の真の怖さであり、患者さん側も長きにわたる戦いを強いられることとなります。脳卒中とは「脳出血」「脳梗塞」「くも膜下出血」の3種をひっくるめた総称となります。

脳卒中の危険サイン

脳卒中は前触れもなく突然起きることが特徴です。

  • 顔や手足が突然しびれたり脱力感がある
  • 言葉がうまく言えず、舌がもつれたりコミュニケーションが難しい状態となる
  • 突然、視野が狭くなったり物が見えづらくなる
  • 歩行が困難になるほどの突然のめまいに襲われる
  • 今までに感じたことのないような激烈な頭痛を生じる  など

以上のような症状がみられる場合は、脳卒中の発生が疑われる緊急性の高い状態です。ひとつでも当てはまるようならば、直ちに救急病院または脳神経外科や神経内科のある病院におかかりいただく必要があります。

症状や程度は障害の起きた脳の場所によって複雑に異なるため注意が必要です

脳は場所によってつかさどる機能が変わります。そのため、脳卒中が起きた場所によって生じる症状や程度も複雑に異なります。上に挙げた症状例がその通りに起きる方もあれば、全く異なる症状を感じられる方もいらっしゃいます。いずれにしてもいつもと違う異常を感じた場合には脳卒中を引き起こしている可能性が高いため、至急、救急病院や脳神経外科などの専門医療機関までお越しください。

当院の理事長は脳神経外科におけるエキスパートな医師です

当院の理事長は脳神経外科の専門医であり、日本脳卒中学会の指導医をも務めるエキスパートな医師です。20年近くもの長きにわたり、さまざまな脳疾患に苦しむ患者さんのケアに尽力してまいりました。常に治療の第一線に立つことにこだわり、圧倒的な知識量と豊富な経験を有しております。入院施設を併設した当院を立ち上げてからは救急対応にも随時応じるなど、近隣地域にお住いの患者さんの生命の危機を一早く救う活動に日々貢献いたしております。高度な専門的治療をはじめ手術経験も膨大で、点滴治療など多彩な治療法をも熟知したプロフェッショナルな医師です。どうぞ安心してささいなお悩みも広くご相談いただければと思います。

理事長VOICE

長年にわたり脳疾患に苦しむ患者さんを数多く診てまいりました。日々の診療現場で痛感するのは何よりも「予防する」という心がけがご自身の命を救うというまぎれもない真実です。毎日の食事内容はもちろんのこと、適度な運動を心がけることや過度な喫煙や飲酒を控えて規則正しい生活を送るといったようなごく当たり前の日々がいかにご自身の命と直結しているかということです。脳疾患を引き起こす原因の裏には必ず生活習慣病の影があります。すでに生活習慣病が疑われる場合には早期に徹底した治療を行うこと、また人間ドックなど定期的な健康確認の場を通じてご自身の今の状態を正しく知る努力が重篤な事態を回避するために最も有効な手段となります。

 

脳卒中を引き起こす原因の根底に隠されているもの

脳卒中が起きた場合には、主に以下の病気が複雑に関係していることが多いです。

  • 生活習慣病(高血圧・糖尿病・高コレステロール血症)
  • 不整脈などの心臓病

脳疾患を引き起こす原因はけっして頭部だけにあるものではありません。CTやMRIなどの詳細な検査を用いて全身にまつわる疾患の有無を徹底的に精査する必要があります。食生活の欧米化や脂肪の多い食事の増加に伴い、脳卒中を引き起こす年代は年々若年化の一途を辿っています。30代のうちから喫煙やアルコール、高カロリーな食事を避けるなどといった日頃からの摂生を心がけることは将来的な脳卒中予防においてもとても効果的です。

脳卒中を発症した場合には、予防を意識しながらの根気強いリハビリが必要となります

脳卒中によって後遺症として残りやすいのは手足の運動障害や言語障害などといった問題です。脳卒中の治療が終わったら後遺症をできるかぎりの軽減するためにも早期にリハビリを開始することが重要です。今ある能力を最大限に活かしながら、生活の質(QOL)をそれ以上下げないための努力をあわせて行う姿勢が大切となります。

リスクが高い方はできるだけ早期に適切な治療を施し生活習慣の改善を図ることが急務です

血管の詰まりはでき始めると悪化するスピードが速いのが特徴です。だからこそ今のご自身の現状を正しく把握し、定期的な確認の機会を積極的に設ける必要があります。脳卒中になられる患者さんは年々若年化してきています。命に関わる重篤な危機を招かないためにも、食事や生活スタイルなど健康的な毎日を意識することはとても有効です。生活習慣病になれば脳の血管を慢性的に痛めることにつながります。ご高齢の方は隠れ脳梗塞をお持ちの患者さんもかなりの高い確率で見受けられます。CTやMRIなどの専門的検査を加えれば異常を高確率で見つけ出せるほか、予防的観点においてもとても有効です。
脳卒中は日本において毎年がんに次ぐ高い死亡率を維持しています。ご自身の生活スタイルについてご心配な方は、ぜひ当院にご相談の上、早期の改善を図る工夫を始めることが大切です。



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