内頚動脈狭窄症
頚動脈エコー/動脈硬化検査
内頚動脈狭窄症
心臓から脳に向かう総頚動脈は、頭の中に走る内頚動脈と頭の外を走る外頚動脈に分かれます。
内頚動脈狭窄症は、脳に血液を送る内頚動脈が動脈硬化で狭くなる病気で、頚動脈分岐部で狭窄することが多いです。
原因は高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病による動脈硬化で、頚動脈分岐部は人間の体の中の血管の中で最も動脈硬化の影響を受けやすく、詰まりやすい場所でもあります。
内頚動脈狭窄(KOMPASより引用)
動脈硬化を悪化させないために生活習慣病の管理(食事、運動、服薬)が欠かせません。
特に脂質異常症をきちんと治療することが重要です。
当院では診断は超音波による頚動脈エコーを行います。超音波の検査は放射線を使うことなく、また頚動脈分岐部は首の表面にあるために簡便に検査できます。また、内頚動脈狭窄症の原因は動脈硬化のために動脈硬化検査(ABI)も併せて行います。
月9ヤンドク!の手術を脳外科医療指導医が解説①内頚動脈狭窄症に対する頚動脈ステント留置術(CAS)(第1話)
頚動脈エコーに力をいれています
頚動脈は脳に血液を送る大切な血管です。偏った食生活、運動不足、タバコを吸うなど、生活習慣の乱れによって動脈硬化が起こります。動脈硬化を放っておくと脳卒中や虚血性心疾患などの重篤な病気を引き起こすリスクが高くなります。

頚動脈エコー
頚動脈エコーは超音波が反射した波から動脈硬化の程度を調べる検査です。超音波を使った検査なので放射線による被ばくがありません。
頚動脈エコーにより頚動脈の様子を簡単に画像で見ることができます。これにより動脈硬化の早期発見や進行具合がわかります。その際に計測されるのが、動脈硬化の指標のひとつである内膜中膜複合体肥厚度(IMT)です。IMTの肥厚以外にも、血管壁に限局性した肥厚がみられることがあります。これをプラークと呼び、動脈硬化の指標として重要です。
頚動脈超音波検査は動脈硬化が疑われる方や、高血圧、糖尿病、高脂血症/脂質異常症などの生活習慣病を持つ方、肥満の方や脳卒中や虚血性心疾患のリスクが高い方に行っています。

頸動脈超音波検査
動脈硬化検査(ABI)
動脈硬化検査ABI(Ancle-Brachikal Index)とは足首と上腕の血圧の比のことで、動脈の狭窄や閉塞を評価する指標です。
健常人では足首の血圧は上腕の血圧よりやや高くなっていますが、下肢血管の動脈に狭窄や閉塞があると、その部分の血流が悪くなり血圧は低くなります。 このことから上腕と足首の血圧を同時に測定することで血管の狭窄の程度がわかります。


