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陰茎痛・陰嚢痛

陰茎痛や陰嚢痛は、さまざまな原因が考えられる症状です。これらの痛みがある場合は、原因を特定し適切な治療を行うことが重要です。

陰茎痛の原因

  1. 外傷

    • 打撲や擦り傷など、外的な力が加わった場合。
    • 自転車やスポーツ中の衝撃が原因になることがあります。
  2. 感染症

    • 性感染症(例:淋菌感染症、クラミジア感染症、ヘルペスなど)。
    • 包皮炎や尿道炎などが関連することがあります。
  3. 勃起持続症(プリアピズム)

    • 勃起が長時間続き、痛みを伴う状態。緊急治療が必要です。
  4. ペイロニー病

    • 陰茎内の線維化(瘢痕組織)によって、勃起時に痛みや湾曲が生じる。
  5. 尿路結石

    • 結石が尿道に移動することで、痛みが陰茎に感じられることがあります。

陰嚢痛の原因

  1. 精巣捻転

    • 精巣がねじれて血流が遮断される状態。突然の強い痛みがあり、緊急手術が必要です。
  2. 副睾丸炎(精巣上体炎)

    • 細菌感染が原因で起こり、陰嚢の腫れや熱感、痛みを伴います。
  3. 精索静脈瘤

    • 精巣周辺の静脈が拡張する状態。鈍い痛みや違和感が見られることがあります。
  4. ヘルニア(鼠径ヘルニア)

    • 腸の一部が陰嚢内に突出して痛みを引き起こすことがあります。
  5. 外傷

    • 物理的な衝撃や圧迫による痛み。

対処法

  • 緊急性が高い場合

    • 突然の激しい痛み、精巣の腫れ、赤み、または発熱を伴う場合は、すぐに泌尿器科を受診してください。特に精巣捻転や勃起持続症は時間が重要です。
  • 軽度の痛みや違和感の場合

    • 痛みが軽度であれば、まず安静にし、患部を冷却(冷湿布)してみてください。
    • 痛みが続く、または悪化する場合は、泌尿器科や皮膚科を受診してください。
  • 性行為関連の問題が疑われる場合

    • 性感染症が疑われる場合、速やかに泌尿器科で検査を受けることをおすすめします。

受診の目安

  • 痛みが数日続く場合
  • 尿の異常(血尿、排尿痛など)がある場合
  • 発熱や倦怠感を伴う場合
  • 触診時に明らかな腫れや硬さを感じる場合

症状が続く場合や心配がある場合は、早めの泌尿器科の診察を受け、適切な診断と治療を受けるようにしてください。

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